17日午前、島根県松江市と出雲市を結ぶ一畑電車でパンタグラフが壊れる事故があり、架線の点検などのため、松江市の松江しんじ湖温泉駅と出雲市の雲州平田駅の間でバスによる代行輸送が続きました。
出雲市の一畑口駅の構内で作業員が見つめているのは、パンタグラフの上にあり、電気を取り入れる弓形の部品です。

2つある部品の片方が何らかの原因で脱落したと見られています。
一畑電車によると、午前9時24分頃、松江しんじ湖温泉駅発・電鉄出雲市駅行き普通列車の運転士が、一畑口駅付近で異音を感じました。
車庫がある4駅先の雲州平田駅で車両を確認したところ、部品が脱落していたということです。乗客乗員にけがはありませんでした。
会社では雲州平田駅から松江寄りの区間で全ての電車を運休して架線に異常がないか確認するとともに代行バスを運行し、午後4時45分に運転再開しました。