つぎは322年後まで待て!「皆既月食中の惑星食」は実に442年ぶり!!





8日夜、全国各地で皆既月食が観測できますが、新潟からはどのように見えるのか?を調べてみました。

皆既月食が日本で見られるのは約1年ぶり。今回は天王星が月に隠れる天王星食も皆既月食と同時に起こります。
皆既月食と惑星食が同時に起こることは珍しく、1580年(安土桃山時代!)の土星食以来442年ぶりとなります。


次は2235年6月2日に皆既月食と天王星食が同時に起こるそうですが、月食中の惑星食を日本で見ることができる次の機会は、2344年7月26日(322年後!)の土星食のときだそうです。
__________________

月食は太陽を背にした地球の影が月を覆い隠す現象ですが、地球の影は月よりも大きいため、月は地球の影に包まれるかたちとなります。
また、天王星や土星などの惑星が月の後ろに隠れる現象を惑星食と言います。


新潟県胎内市の『胎内自然天文館』によりますと、18時頃から東の空にある月に地球の影が重なり始める“部分食”が始まるそうです。

その後、午後7時17分から月は地球の影にすっぽりと覆われ、午後8時42分頃までが「皆既月食」となります。太陽と地球と月が一直線上に並び、地球の影の中心と月の中心が重なる“食のピーク”は午後7時59分頃になるということです。


一方で天王星は、午後8時40分ころから月食中の月の裏側を通過し、およそ40分間かけて月から出てきます。天王星の明るさはおおよそ6等星くらいだということですので、条件が良ければ肉眼でも見られるかもしれません。


__________________

BSNニュース・ゆうなび 公式YouTubeチャンネル
『BSN新潟 NEWS&LIVE』でもLIVE配信をしました。