仙台で今年初の猛暑日の見込み、35℃以上 熱中症対策を万全に

宮城県内は17日、各地で気温が大きく上昇し、仙台など県内の一部地域では今年初めて35℃以上の猛暑日になる見込みです。6月としては記録的な暑さとなる可能性があり、熱中症にならないよう注意が必要です。
仙台で35℃以上なら観測史上最も早い猛暑日に
tbc気象台によると、仙台東部や丸森では最高気温が35℃に達する見込みです。仙台で35℃以上の猛暑日を観測した最も早い記録は2022年6月25日ですが、今回はそれより1週間以上早く記録が塗り替えられる可能性があります。

県内の予想最高気温は、仙台東部と丸森が35℃、亘理が34℃、白石が33℃。県北部や沿岸部でも気仙沼や栗駒、古川などで31℃前後まで上がる見通しです。
カラッとした暑さでも熱中症リスク高まる
今回の猛暑の特徴は、湿度が比較的低いことです。仙台の最小湿度は40%前後まで下がる見込みで、カラッとした暑さとなりますが、それでも熱中症のリスクは高まります。

また、16日より8℃も気温が高くなる地域もあり、急激な暑さに体が慣れていないことも危険要因となります。




夜も熱帯夜レベルの暑さ続く
注意すべきは、夜になっても気温が下がらないことです。仙台では午後6時頃でも30℃程度の気温が予想されており、夜間も熱中症対策が必要です。
6月だからと言ってエアコンとかつけるのをためらわないなど、暑さ対策は万全にしてください。
暑さの原因は3つの要因が重なったため
この記録的な暑さの原因として、3つの要因があります。
1. 日本の南に位置する夏の太平洋高気圧の勢力が拡大し、暖かい空気が流れ込んでいる
2. 暖かい空気が山脈を越える際にフェーン現象が発生している
3. よく晴れて強い日差しが照りつけている

これらの要因が重なったことで、平年より10℃以上も高い気温となっています。
この先の天気と注意点
週間予報によると、19日(木曜日)頃までは30℃前後の暑い日が続く見込みです。土曜日以降は前線の影響で雲が広がりやすくなり、日曜日には広く雨が降る予想です。ただし、最高気温も最低気温も平年より高い日が多い予想です。

熱中症予防には、こまめな水分補給、屋外での紫外線対策、そして適切なエアコン使用が効果的です。特に今日の暑さは6月としては異例のため、油断せず対策を万全にしましょう。