激しい攻撃の応酬が続くイスラエルとイラン。多くの死傷者が出ているだけでなく、石油などエネルギーの関連施設も被害を受けています。
日本や世界には、どのような影響があるのでしょうか?
「ホルムズ海峡の封鎖が最大のリスク」 日本の原油の約9割依存

山形純菜キャスター:
イスラエル側はイランに対し、核施設などを攻撃。イラン側がイスラエルに対して、ミサイル攻撃を続けています。
双方に死者が出ていて、イスラエルメディアによるとイスラエル側では22人、イラン保健省報道官によるとイラン側では224人だということです。
イランは、石油貯蔵施設の攻撃も受けています。
こうした中、ロイター通信によると、世界の市場関係者は「ホルムズ海峡の封鎖が最大のリスク」と話しているということです。

ホルムズ海峡は、日本にとっても非常に重要な場所です。
そもそもホルムズ海峡は、ペルシャ湾とオマーン湾に挟まれた狭い水路です。
狭い所で幅が約34kmとなっていて、対岸が見えるほどの距離だということです。そして、北側はイランに接しています。
ロイター通信によると、中東の原油産出国の多くが海峡を経由して、原油を輸出しているということです。
日本に輸出される原油の約86%が、ホルムズ海峡に依存しているということで、日本の“オイルロード”の要衝でもあります。
※経産省HPより