大手スーパーマーケットが出店を断念し、全面開業が遅れていた仙台市若林区の複合施設「仙台ハーベストビレッジ」をみやぎ生協が取得したことが分かりました。
仙台市若林区上飯田(かみいいだ)の複合施設仙台ハーベストビレッジは、震災の被災地の農業復興を目的に田畑を造成し2024年1月に完成しました。

農業の6次産業化を目指す施設として、大手スーパーのヨークベニマルが出店する予定でしたが、デベロッパーの離脱を理由に2025年3月に断念。
その後、事業主体の太白区の企業が代わりに出店するスーパーを募っていましたが、6月に入り、みやぎ生協が施設の建物を取得したことが分かりました。
みやぎ生協が事業を引き継いだうえで、出店するものとみられます。
tbcの取材に対し、みやぎ生協は「現段階では何も答えられない」と話しています。

周辺の六郷地区では、2025年に入り生鮮食品を扱うスーパーなど3店舗が相次いで閉店し、住民から早期の出店を望む声が上がっています。