大阪・関西万博のステージで来月(7月)、岡山市北区の朝日塾小学校の児童が、より良い社会実現のための取り組みを発表することになりました。本番に向けて練習に励んでいます。

(朝日塾小学6年 山田啓一朗くん)
「僕が現在取り組んでいることは、ごみの日にお年寄りの分のごみも捨てています。神社・町内清掃・ごみ拾い、お祭りの手伝い、挨拶です。この中で、最も意識を高く持って実行しているのは挨拶です。」

6年生の山田啓一朗くんが発表するのは、SDGs=持続可能な開発目標の1つ、「住み続けられるまちづくり」のために取り組んでいることです。

朝日塾小学校の児童6人が本番のステージを想定し、発表しました。

(児童)
「ミスなく、大きな声ではっきりした声で発表したいです。」
「心配もあるんですけど、自分の思いを他の人に伝えるというワクワクもあります。」

発表の場は、世界各国からの人が訪れる大阪・関西万博。自ら問いを立て考える力を養う授業を取り入れている朝日塾小学校。その一環で取り組んだ、カンボジアの児童との交流事業などが評価され、招待されました。今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するため、社会課題に対してどんなアプローチができるか考えをプレゼンします。



(朝日塾小学4年 岸本愛さん)
「災害はいつ起こるか分かりません。平時からハンデのある、聴覚障害者の方にとって、緊急時とは最も危険な状況です。」

4年生の岸本愛さんは、災害時、障害がある人の逃げ遅れなどを防ぐため、特別な支援が必要なことを周りが把握できるしくみづくりが必要だと訴えました。発表資料の英語訳や発表について助言してきたのは佐久間賢志教諭。児童による発表で伝えたいことは…

(朝日塾小学校 佐久間賢志教諭)
「小学生なので、天真爛漫なというか、バイアスがかかっていない先入観がないところの発想が伝わればいいなと」

(児童)
「自分の探究の成果が、大人にも気づいてもらえるような発表になって、自分の考えが世界の人々に伝わることが楽しみ」

朝日塾小学校を含め高校や大学など6つの教育機関が参加する発表会は、来月18日、大阪・関西万博のフューチャーライフビレッジTEステージで開かれます。