【2003年放送 IBCテレビ「じゃじゃじゃTV」】
(斎藤社長)
「着ている洋服を紹介」

こちらはIBCテレビで毎週土曜日に放送している「じゃじゃじゃTV」の2003年の放送の様子です。
当時、斎藤さんはいち販売員でありながら、番組ではリポーターとなり、カワトクの商品を紹介していました。

さらにはアマチュア劇団の「劇団ゼミナール」を主宰し、脚本家や俳優としても活躍。

これらの活動や経験が、百貨店の仕事に生きていると言います。

(斎藤社長)
「百貨店もお芝居をする劇場も、ちょっと現実とは離れた、楽しさだったり夢をみたりということを味わえる空間ではないかと思っている。共通する部分があると感じている」
(浅見キャスター)
「従業員のみなさんに劇団員になってほしいわけではないですね」
(斎藤社長)
「決して過剰に演じる必要はないが、一番はお客さんを楽しませたいという気持ちが大事だと思う」

2024年、大規模なリニューアルを行ったカワトク。
その改装責任者を務めたのが斎藤社長です。
各売り場には、思いやこだわりが随所にちりばめられています。

(浅見キャスター)
「ISAIPARKは、リニューアルの大きな目玉の一つですよね」

(斎藤社長)
「そうですね。百貨店の正面になかなかこういう売り場ってないと思う。私どもはヘラルボニーさんとタッグを組ませてもらい、この地元岩手から世界に向けて発信していける拠点を一緒に作りたいですねというところから、実際に形にすることができた」

その他の売り場でも、新たなブランドを取り入れ、これまで弱かった若年層の客の獲得につなげたほか、売り場の配置を変更するなどして既存の客の満足度を高める工夫もしてきました。

(斎藤社長)
「これまで川徳の歴史を築いてきた先輩方に敬意を表しながら、自分が大好きだと思う川徳をもっともっとブラッシュアップさせて、より多くのお客さんに、川徳が盛岡にあるということはすごくいいことだよね、と思ってもらえるようなお店にしていきたい」

1866年・慶応2年創業。

150年以上にわたって愛されてきた川徳のさらなる魅力アップに向けて、斎藤英樹新社長の手腕に期待がかかります。