宮城県石巻市桃生(ものう)地区で生産されている「桃生茶(ものうちゃ)」に理解を深めてもらおうと、地元の小学生たちが茶摘みを体験しました。

茶摘みを体験したのは、石巻市の桃生小学校の6年生19人です。

学校の近くにある茶畑に入り「やぶきた」という品種の新芽を摘み取っていきました。

ここでとれる茶葉から「桃生茶」を製造、販売している会社が地元の産業を知ってもらおうと2024年から行っています。

児童たちは新芽がついた3枚の葉を一緒に収穫する「一芯三葉(いっしんさんよう)」と呼ばれる方法で、鮮やかな緑色の茶葉を摘み取っていきました。

児童
「葉が緑で見分けにくいので、どれが取れるものか見分けながらやっている」 「力があまりいらずにポキポキサクサク取れるのが楽しい。家で家族で飲んでみたい」
ファーム・ソレイユ東北 日野朱夏 企画開発室長
「桃生茶はすっきりとした味わいの中にも力強さがある。自分の手で茶摘みをすることでその土地のものに愛着がわくと思った」


摘み取った茶葉は和紅茶に加工されて、卒業祝いとしてプレゼントされます。