石破総理はG7=主要7か国の首脳会議に出席するため、カナダに出発しました。トランプ大統領との首脳会談も予定されていて、関税交渉をめぐり一定の合意を得られるのかが焦点です。
石破総理
「G7ができてから50年ということになります。G7がとにかく連携をするということが、何よりも大切だと。G7の中で、乱れがなくG7として結束していろんな課題にあたっていくということが一番重要だ」
石破総理は出発を前にこのように話し、「自由で開かれたインド太平洋の平和をいかにして保つか、アジアから唯一参加する日本として発信したい」と意欲を示しました。
G7サミットはカナダのカナナスキスで現地16日に開幕し、世界経済やイスラエルとイランが対立する中東情勢などについて議論される見通しです。
石破総理は今回が初めてのG7サミットの出席で、去年からはトランプ大統領ら5人の首脳が交代しています。
50年の歴史を持つG7サミットでは、首脳宣言を出すことが慣例となってきましたが、「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ大統領との決裂を避けるためロシアを含むG8を時期を除き、初めて首脳宣言の発出は見送られる見通しです。
このため、今回は、▼レアアースなど重要鉱物の供給網を強化することや、▼AI=人工知能といった個別のテーマで成果文書をまとめる方向で調整が進められています。
また、現地では日米首脳会談も予定されていますが、ある政権幹部は"トランプ関税"が「トップ同士の話し合いで一気に決まるということもある」と話していて、一定の合意を得られるかが焦点となります。
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