高知県沖から日向灘に張り巡らされた南海トラフ海底地震の津波観測網「N‐net」の整備がすべて完了しました。これにより、津波情報の発表の迅速化や精度向上が図られます。

「N‐net」は、防災科学技術研究所がおよそ175億円をかけて2019年から整備を進めてきたものできょうは串間市で完成記念式典が行われました。

高知県沖から日向灘の海底に張り巡らされた南海トラフ海底地震津波観測網「N‐net」は地震や津波の発生をいち早く検知するシステムです。

観測されたデータは光海底ケーブルを通じて串間陸上局に伝送されます。

(防災科学技術研究所 青井真研究領域長)「今後長い間に渡ってしっかり観測をしていくことが重要だと考えています」

N‐netが整備されたことで津波情報の発表の迅速化や精度向上が図られるということです。