同僚男性の石灰石の積み方に不満 無線で怒鳴り声をあげる

高橋被告は、元々ショベルカーを操縦していましたが、肩を痛めたため、会社側の配慮で最も大きなダンプトラックの運転を担当するようになりました。

事件当日、高橋被告はショベルカーを担当していた同僚の男性の石灰石の積み方に不満を抱き、無線で怒鳴り声をあげました。

その後、作業場に戻ってきたところ、無線をモニターしていた山崎さんから降車を促され、叱責されると思った高橋被告が激高。

ダンプトラックを3人に向け突進させる事態となりました。

福岡地裁小倉支部は「被告人がそのような不満を有していたことと、本件のような殺人行為に及ぶこととの間には飛躍がある」と指摘。

犯行を正当化する事情は見当たらないと判断しました。