犯行に使われたのは”超大型”ダンプトラック

高橋被告が使用したダンプトラックは、重さ約72.3トン、全長約10.3メートル、幅約6.9メートル、高さ約5.05メートル、タイヤの直径約2.7メートルという、公道走行不可の特殊自動車でした。

検察側は、論告求刑で「その大きさから、乗用車と比べて衝突を避けるための回避に要する距離が長い」「タイヤの大きさだけでも生身の人間を凌駕するほど極めて巨大なダンプトラック」と述べ、高橋容疑者が犯行に使用した車が極めて危険な性質と状態を備えたものであることを強調しました。

実際、事件現場で被害に遭った2台の車(ランドクルーザープラド)は原型をとどめないほど潰れていて、”超大型”ダンプトラックの破壊力の凄まじさを物語っています。