天皇陛下は大阪・関西万博のために来日中のコソボの大統領とお住まいの御所で懇談されました。

きょう(13日)午前11時、陛下はコソボのオスマニ大統領をお住まいの御所で出迎え「またお目にかかれてうれしいです」と英語で述べられました。

コソボはバルカン半島中部の国で2008年にセルビアから独立したばかりです。

懇談は小広間で行われ、陛下は「国作りのためには女性の活躍が大切だと思いますが、大統領はどうお考えですか」と質問されました。

オスマニ大統領は「コソボは人口が160万人ほどの小さな国なので、男女平等でいろんな仕事に取り組んでいく必要があります」と答えました。

また、大統領は「平和の維持には地雷の除去と水の確保が重要です」とし、「万博の日本の展示で、非常に高い技術を使って水のリサイクルしているところを拝見し、大変感激しました」と話しました。

陛下はこれを受け、「水問題に私も関心があります。水の問題で日本が協力できることがあればうれしく思います」と述べられました。