龍谷大学 農学部農学科 玉井鉄宗 准教授
「昔だったらカルシウムが豊富にあるような環境はなかったが、あちこちにそういうイシクラゲが生育できる環境ができてしまった」

本来、イシクラゲはカルシウムが豊富な石灰岩の多い山に自生します。
ところが、車のタイヤなどに付着し全国各地に運ばれ、除草のために石灰がまかれた駐車場や、石灰でラインを引いている校庭で繁殖するようになったと玉井先生は推測しています。

そして、このイシクラゲ、実は…。

龍谷大学 農学部農学科 玉井鉄宗 准教授
「イシクラゲは食用とされていた地域がある。結論から言うと食べられる」

なんと食べられるんです!

玉井先生によると、かつて、滋賀県北東部の姉川流域の一部の集落で食べられていたほか、沖縄県の宮古島では、現在も「オカノリ」として食べらることもあるんだとか。