甘いカキに仕上がりました。
鳥取県の秋の味覚「輝太郎」と「西条柿」の査定会が、30日、北栄町で開かれました。
大玉でつややかなオレンジ色、鳥取県オリジナルの早生品種の柿「輝太郎」。
糖度が高いのが特徴です。
そして縦長で黄色がかった色、渋柿の「西条柿」。
渋抜きをした合わせ柿や干し柿が人気です。
査定会には県内の各選果場から「輝太郎」100個と「西条柿」120個が持ち込まれ、JAの職員が重さや大きさ、糖度を測っていきました。
今年は暑い日が続いているため色づきが遅れているほか、最近の雨で皮が汚れたり裂けたりする実があり、生産者は気をもんでいました。
しかし、甘さについては、平均糖度が「輝太郎」で16.6度、「西条柿」で19.6度重さも平均で「輝太郎」は350.6グラム「西条柿」は169.6グラムと、甘さ・玉太りとも平年並みかそれ以上で、上々の出来となりました。
鳥取県農協かき部長協議会 岡本達眞 会長
「生産者の努力によってすばらしい輝太郎と西条が出来上がっています。消費者のみなさん、しっかりと味わっていただいて鳥取の秋を感じていただけたらと思います」
ことしはカメムシの被害はほとんどなく、JAでは「輝太郎」は去年より66トン多い178トンを、「西条柿」は36トン多い248トンの出荷を計画しています。