75歳以上の高齢者などが加入する後期高齢者医療制度を運営する、鳥取県後期高齢者医療広域連合が電算処理システムにおける5月決定分の特別医療費を過支給したことがわかりました。
過支給となったのは特別医療費助成(現物給付)を受けている被保険者のうち342人で、1件当たり最大およそ21万6000円、総額478万6934円を過入金してしまったということです。
鳥取県後期高齢者広域連合によると、今年3月に電算システムが更新されたことによって、対象者の情報を入手するのに2日間かかるようになりましたが、委託業者の運用担当者が認識しておらず、抽出途中の情報で入金対象者および入金額を決定してしまったということです。
今後の対応について、過支給となった対象者に対し電話や文章で周知し、過払い分を返還するようお願いするとしています。
鳥取県後期高齢者広域連合は、BSSの取材に対し「対象となった方々に大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。あってはならない事案ですので再発防止策を徹底し、2度とないように努めて参ります」とコメントしています。