東京電力 柏崎刈羽原発の6号機で始まった原子炉に核燃料を入れる『燃料装填』の作業が12日、報道陣に公開されました。
公開されたのは、6号機で行われている燃料装填の現場です。プールの中に保管されていた核燃料を1体ずつ原子炉へ移していきます。

10日午後に作業を始め、12日午後2時までに61体の燃料が入れられたということです。

2週間ほどかけて全部で872体の燃料を移動。

その後1か月半ほどかけて非常時に原子炉を緊急停止させる機能や冷却設備などを検査し、再稼働に向けた技術的な準備を整える方針です。

【記者リポート】「現場では作業員が目視で確認しながら燃料の装填を進めています。作業が不具合なく進めば8月にも、6号機も技術的には再稼働ができる状態になるということです」
東電は、これまで7号機を再稼働の“トップバッター”として位置づけていましたが、関係者によりますと、6号機の再稼働を優先する方向で最終調整しているということです。

再稼働の“地元同意”が得られない中、テロ対策施設の完成が遅れている関係で、7号機は仮に再稼働したとしても2025年10月以降は運転ができなくなるため、こうした状況を踏まえたとみられています。
