47年前、1978年に発生した宮城県沖地震では、県内で27人が死亡したほか、住宅などにも大きな被害が出ました。この地震をきっかけに建築基準法が改正され、耐震基準が強化されました。

宮城県沖地震が発生したのは1978年6月12日午後5時14分。

震源は、金華山沖でマグニチュードは7.4、仙台市や石巻市などで最大震度5を観測しました。

倒れたブロック塀や門柱の下敷きになるなどして、県内で27人が死亡し、1万962人が負傷しました。

約7500棟の住宅が全半壊したほか、鉄筋コンクリートのビルの倒壊も相次ぎました。

宮城県沖地震をきっかけとして、1981年には建築基準法が改正されました。
建物の耐震基準が強化されたほか、ブロック塀の高さの上限は2.2メートル以下に引き下げられました。