宮城県涌谷町で生まれた雄のウシ華福久(はなふくひさ)が、肉質の良い子ウシを生み出す種牛=基幹種雄牛(きかんしゅゆうぎゅう)に選ばれました。
華福久は、県のエース種牛・茂福久(しげふくひさ)の子で、親子で仙台牛のブランド価値向上に貢献することが期待されています。

宮城県の基幹種雄牛に新たに選ばれたのは、宮城県涌谷町の畜産農家で2020年5月に生まれた華福久です。

県によりますと、華福久の子ウシ25頭の肉質を調べたところ、霜降りの度合いを表す値が、12段階中10.4と全国平均を1.8上回るほど高く、1頭から取れる肉の量も多いことが分かりました。

このため、県は仙台牛の生産の中心となる県の基幹種雄牛に華福久を選抜しました。

これで基幹種雄牛は、10頭となります。華福久は、県のエース種牛・茂福久の子で、今後は親子2代で仙台牛のブランド価値向上に貢献することが期待されています。

華福久の種付けは、2025年8月から始まり、肉が食卓に届くまでには3年ほどかかるということです。