こだわりの農法で育てたコメをJAを通さずに販売

(大嶽さん)
「私のコメは化学肥料を入れて大きく育てるのではなく、鶏糞と菜種油かすを肥料として使っている」

化学肥料は使わず農薬も極力減らした、こだわりの米作り。田んぼは5ヘクタールと小規模ですが、JAは一切通さずに販売しています。

(大石)
「おいしいコメをつくっていくのに農協は必要ない?」
(大嶽さん)
「私は農協は使っていません、出荷には。農協へ出すと(他の農家のコメと)全部まとめてしまう。そうすると自分のコメかどうか分からない。愛情込めたコメは自分の手で最後まで精米までして自分で見て、それを食べてもらって。おいしかったっていう、お客さんの声を聞きながらできる」

直販の「大嶽米」は1キロ500円程度。今なら破格の安さですが、JAによる農家からの買い取り価格は、以前は1キロ200円から300円程度と大幅に低い金額でした。

(大嶽さん)
「自分で付加価値を付けたコメだったら、それなりの値段もらったりとかやろうとすると、農協に出さない方が良い」