日本文学振興会が「第173回芥川賞・直木賞」の候補作を発表しました。

「芥川賞」の候補には、▼アメリカ出身グレゴリー・ケズナジャットさんが英会話教師を主人公に描いた『トラジェクトリー』、▼駒田隼也さんの『鳥の夢の場合』、▼向坂くじらさんの『踊れ、愛より痛いほうへ』、▼日比野コレコさんの『たえまない光の足し算』がエントリー。

これまでにアメリカ出身の芥川賞受賞者はいません。

21歳の日比野さんと、30歳の駒田さんは、今回初の候補になりました。

一方、「直木賞」の候補には、▼逢坂冬馬さんの『ブレイクショットの軌跡』、▼青柳碧人さんの『乱歩と千畝RAMPOとSEMPO』、▼芦沢央さんの『嘘と隣人』、▼塩田武士さんの『踊りつかれて』、▼夏木志朋さんの『Nの逸脱』、▼柚月裕子さんの『逃亡者は北へ向かう』がエントリーされました。

44歳の青柳さん、46歳の塩田さん、36歳の夏木さんは、初めての候補です。

選考会と授賞作の発表は来月(7月)16日に都内で行われます。