梅雨に入り大雨への警戒が続く中、水田を活用して洪水の被害を減らす「田んぼダム」を大分県内でさらに拡大していくことになりました。
「田んぼダム」は調整板を取り付けることで、一時的に田んぼに水をため地区の浸水被害を軽減する効果があります。

県や市などの関係者で作る推進部会では、10年間で3000ヘクタールの水田に「田んぼダム」の設置を目指しています。
2024年度は前年の倍にあたる247ヘクタールに拡大され、2025年度は600ヘクタールを目指す方針を決めました。
(「田んぼダム」推進部会・小林康二部会長)「田んぼにたまる水深が深くなるということで、より地域の方にとっては不安を感じる要素にもなりますので、田んぼダムに取り組む効果を十分に理解していただくことが大事だと思います」
県の実証結果では調整板のダムにより、田んぼからの排水量が平均25パーセント抑制されることが確認されています。