大分県別府市のホテルで6月、障がい者アートのギャラリーがオープンしました。開設までの歩みと、2人のアーティストの魅力に迫ります。
別府市在住のイラストレーター秦ひとみさん、作家名は「こっちゃん」。自宅で作品制作に没頭するこの日は、一緒に暮らすペットのネコを描きます。最初に塗る色は黄色、その上に赤や青を重ねて「虹色」に変わり、柔らかい色あいが彼女の絵の特徴です。

こっちゃん:
「統合失調症の病気で荒れていたとき、どしゃ降りの雨と例えているんです。それが後々いろんな人に助けてもらい、価値観や思いに触れ合うことで虹色の魔法に変わっていきました」
こっちゃんは、美術を学んでいた高校2年生の時に体調を崩し、統合失調症と診断されました。今も病気と向き合いながらイベントやSNSなどで活動しています。

イラストレーターとして本格的に活動し始めて4年目のこっちゃん。6月5日、彼女の創作活動に新たな展開が訪れました。