障害のある人が受け取る国の障害年金について、厚生労働省は2024年度に精神障害で申請した人で不支給と認定された人の割合が前の年度より増えたとする調査報告書を公表しました。
厚労省がきょう(11日)、公表した報告書によりますと、障害年金を新たに受給するため2024年度に行われた申請のうち、1000件を抽出し調査したところ、不支給と認定されたのは13.0%で前の年度よりも4.6ポイント増えていました。
中でも、精神障害で不支給となった人の割合が前の年度より大きく増えていました。
一方で、日本年金機構の職員などへのヒアリングでは、「審査を厳しくするべき」といった組織的な指示は確認できなかったということです。
今後、より客観的で公平な審査を行うため、▼不支給と判断された全ての事例について複数の医師が審査を行うこと、▼過去の精神障害の不支給となった事例についても点検を行うなどとしています。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









