皆さんは「コグトレ」という言葉をご存知でしょうか?
ものごとを理解したり、判断したりといった力を高めるためのトレーニングのことです。
社会生活や学びの土台づくりとして注目されていて、鳥取県米子市の小学校では実際に導入が始まっています。
米子市の和田小学校。
児童たちは黒板に向かって手を叩いて楽しく盛り上がっていますが、休憩時間ではありません。
コグトレの授業です。
コグトレとは、Cognitive(コグニティブ)「認知」に関するTraining(トレーニング)の略。
開発したのは立命館大学の宮口幸治教授です。
「ケーキの切れない非行少年たち」などの著書でも知られる宮口教授は、児童精神科医として医療少年院で働く中で、多くの非行少年たちが注意力や想像力などの認知機能が弱いため、対人関係で失敗したり、学習面でつまづいたりしていることに気づきました。
そこで考案したのがコグトレです。