国の基準値を大きく超えるレジオネラ菌が検出されたとして入浴事業を中止していた鳥取県米子市にある温浴施設「淀江ゆめ温泉」が、11日から営業を再開しました。
米子市淀江町にある淀江ゆめ温泉では5月8日と9日に行われた水質検査で、6つある浴槽のうち、水風呂を除く5つの浴槽の水から国の基準を大きく超えるレジオネラ菌が検出されました。
検出されたレジオネラ菌は男湯の内風呂が基準値の230倍、女湯の泡風呂が基準値の620倍で、因果関係はわかっていませんが、施設を利用した人からは、発熱やせきなどの体調不良や体調不安を訴える相談が相次いでいました。
これを受け5月13日以降、入浴事業を中止。
淀江ゆめ温泉では、追い炊き用の共通配管の洗浄や消毒が行き届いていなかったのが主な原因ではないかとみて、共通配管の使用を取りやめた上、浴槽タイルの目地の補修や貯湯槽の消毒洗浄などを行いました。
そして再度、水質検査を行ったところ、安全が確認されたとして、11日から営業を再開しました。
淀江ゆめ温泉では、今後衛生管理マニュアルも見直すなどして、再発防止に努めるとしています。