これまで古米から始まり、古古米・古古古米が備蓄米として販売されてきましたが…。10日、新たに小泉大臣が表明したのは、5年前のおコメ=古古古古米の放出です。コメの値下がりを実感できるのは、いつになるのでしょうか?

すでに放出の備蓄米よりさらに古い2020年産“古古古古米”を追加放出

東北新幹線に揺られ、やってきたのは…

記者
「仙台から新幹線で運ばれてきた備蓄米が、次々とカートに載せられていきます」

仙台から東京に運ばれた、アイリスオーヤマの備蓄米100袋。東京駅で予約販売が行われました。

購入した客
「2000円台は、なかなか出てこないからすごくうれしい」

2週連続で値下がりしたものの、去年と比べると2倍の価格で高止まりしているコメ。小泉進次郎農林水産大臣は10日、「備蓄米を“追加放出”する」と発表しました。

小泉進次郎 農林水産大臣
「新たに令和3年産(2021年)10万トン、令和2年産(2020年)10万トンの、計20万トンを売り渡すこととします」

すでに放出していた2021年産の“古古古米”に加え、2020年産の“古古古古米”を、今回初めて放出することに。これで、元々約90万トンあった備蓄米は、今回の放出後に残り10万トンとなります。

小泉進次郎 農林水産大臣
「コメをじゃぶじゃぶにしていかないといけない。それじゃなかったら価格は下がらない」