「対象外」で参入できない小売り業者、卸業者は「精米追いつかず労働時間が倍に」
スーパーセルシオ 鶴田英明 店長
「条件は変わらなさそうですね…」
追加放出の発表を受け、頭を悩ませる人も。
スーパーセルシオ 鶴田英明 店長(5月29日)
「年間1000トン以上の取り扱いの小売り事業者みたいですね、対象は…。おそらく対象外になるんじゃないかなと」

「年間1000トン以上の取り扱い」という要件を満たせず、前回の備蓄米申し込みに参加できなかった、横浜のスーパーセルシオ。条件は維持されたため、今回も備蓄米を仕入れるのは難しそうです。
スーパーセルシオ 鶴田英明 店長
「客から電話での問い合わせはあって、『備蓄米ないの?』という連絡は何件か受けている。『備蓄米欲しいよね』って思いますよね。『お客様に申し訳ないな』っていうのと、今回買えなかったのは『悔しいな』って思いです」
一方、大手スーパーから、これまで備蓄米400トンの精米を請け負ってきた埼玉県内の卸業者「ナカムラ米販」は…

ナカムラ米販 中村貞昭 社長
「これが備蓄米。通常の仕事と一緒に備蓄米の委託精米の方でいっぱいいっぱいです」
備蓄米流通において重要な役割を果たす卸業者ですが、いま、小泉大臣から“槍玉”に挙げられています。