県高校総体の話題です。6月7日と8日、、宮城県内ではインターハイ出場を目指し各競技で熱戦がくり広げられました。今年注目の高校生アスリートを紹介します。
7日、仙台市の秋保森林スポーツ公園で行われたのが県高校総体アーチェリー競技です。

インターハイを目指す高校生たちが腕を競う中で、ひときわ小柄な女子選手が仙台二華高校2年の関口結唯選手です。

関口選手は去年、1年生で初のインターハイ5位、さらに18歳以下の日本代表にも選ばれた逸材です。小学生から弓を持ち、父・裕樹さんとの二人三脚で才能を開花させました。

身長152センチと小さな体から70m先の的を正確に打ち抜き、今大会、見事連覇を達成しました。この夏、初の高校日本一を目指します。
仙台二華高校2年 関口結唯選手:
「小柄なので力だけで戦おうとしたら、やはり他の大きな選手たちには負けてしまう。今回の大会で体幹のなさが結構出ていたので、体幹の使い方のトレーニングをしっかりやってインターハイは優勝したい」

続いて8日に行われたウエイトリフティング競技も、女子選手が圧倒的な力を発揮しました。県農業高校3年の佐藤和花選手です。

佐藤選手は今年の全日本ジュニア選手権で20歳以下の日本記録を更新した未来のホープです。
最初の競技はバーベルを一気に持ち上げるスナッチです。佐藤選手がさっそく成長をみせます。2キロで自身の大会記録を更新しました。

続いては得意のクリーン&ジャーク、他の選手を圧倒する93キロに挑戦し、見事成功します。

2種目の合計重量は165キロで、2位に40キロ以上の差をつけた圧勝となりました。

県農業高校3年 佐藤和花選手:
「インターハイで誰もが超えられない記録をつくるのが一番の目標。高校新をとれるよう頑張りたい」

2選手ともに小柄ながら大きな力を秘めていて、インターハイ制覇、さらには将来オリンピック代表へと期待が膨らみます。インターハイは7月23日から広島県などで開催されます。