山口県山陽小野田市で去年初めて見つかった「ヤマグチサンショウウオ」を地元の小中学生が育て、水辺に返しました。
「ヤマグチサンショウウオ」を放流したのは山陽小野田市の竜王中学校2年の4人と本山小学校2年の16人です。

山口県西部と大分県北部に分布する「ヤマグチサンショウウオ」は「絶滅危惧II類」に指定されています。
市内の竜王山では2024年6月に初めて見つかりました。
今年3月、地元で保護活動を行う団体が卵を採取し、保護の一環としてふ化させた幼生を学校に配りました。

1センチほどだった幼生を5センチほどまで成長させた子どもたちは、声をかけながらゆっくりと卵があった場所に返していました。
児童「育ててあげたけど山に行くからさみしかった」

竜王山止水性サンショウウオ愛護会山田義隆さん
「また来年ふ化して卵を産んでくれて、また子どもたちが観察してまた楽しみにしてもらえればなと思っています」
「ヤマグチサンショウウオ」は1年間でおよそ15センチまで成長するそうです。