宮城県南三陸町志津川の南三陸ホテル観洋の海に面した岩場では、カモメが子育てに励んでいます。

このホテルでは毎年この時期ラウンジからオオセグロカモメの雛の子育ての様子を見ることができます。

3羽の雛は2日前、卵からかえったばかりで親鳥は交互に抱き温めながらときおり巣を抜け出す、まだヨチヨチ歩きの雛たちにえさを与えています。

子育ての様子はホテルが用意した望遠鏡でも自由に観察することができます。
横浜から来た女性
「初めて見たのでちょっと感動する。よかったこういう機会に来られて」
南三陸ホテル観洋齊藤修さん
「愛しむ姿は命の大切さ。地球上では戦火が絶えないが、改めてそういうことを教えてくれる」

オオセグロカモメは環境省の準絶滅危惧種に指定されています。
親鳥からの愛情をたっぷり受け雛たちは2か月ほどで巣立っていくということです。