宮城県登米市の複合施設の建設について熊谷康信市長は、市議会で「公約通り白紙撤回する」と表明し、約7億6500万円の関連費用の全額削減を盛り込んだ補正予算案を提出しました。

熊谷康信 登米市長
「まず初めに取り組むものとして、『(仮称)地域交流センターの整備構想』については白紙撤回する」

登米市の複合施設=地域交流センターは約148億円をかけて建設し市役所本庁舎の機能を持たせるものです。

9日開会した登米市議会で熊谷市長は所信表明で人口減少が続く中、将来大きな負担になるとして公約通り複合施設建設の白紙撤回を表明しました。

今後は、中田や南方の総合支所などを利活用する方向で検討するということです。

市議会には、複合施設の関連費用約億6500万円を全額削減することなどを盛り込んだ補正予算案など13の議案が提出されました。

登米市議会は、7月3日まで開かれます。