ネーションズリーグ女子予選ラウンドで8日、日本代表(世界ランク6位)はカナダ(同9位)にストレート勝利。開幕3連勝を飾り首位浮上となった。解説を務めたロンドンオリンピック™銅メダリストの迫田さおりさん(37)にカナダ戦の振り返りと次戦ドミニカ共和国の見どころを聞いた。

佐藤文康TBSアナウンサー:
日本3対0の勝利でした。やりましたね開幕3連勝。

迫田さん:
嬉しいですね。やっぱり勝利は。

佐藤アナ:
いかがですか振り返っていただいて。

迫田さん:
カナダはちょっと勢いがあるし、ホームだし、どうなのかなと思ったんですけど、でもやっぱりカナダに底力で苦しめられる場面があったじゃないですか。それでも日本は集中力を切らさないで我慢して、我慢して、我慢して、我慢して、最後取り切るっていうかっこいい姿を見れたのですごく心強くなりました。

佐藤アナ:
今、『我慢』って4回言いましたね。

迫田さん:
それぐらい我慢してたじゃないですか。

佐藤アナ:
我慢してましたよ。

迫田さん:
いや本当に良かったです。

佐藤アナ:
いつ崩れてもおかしくなかったですよね?

迫田さん:
本当にそうですよね。でも、本当に1人1人が、自分のいいところを出しつつ、仲間のいいところを引き出しつつっていうバレーができてたんじゃないですかね。

佐藤アナ:
メンバー変えましたしね。ミドルを2人変えて。

迫田さん:
リベロも変えて。たくさん新しい選手が入ってましたからね。

佐藤アナ:
収穫ありましたね。次はドミニカ共和国との一戦ということになりますけど、いかがですか。

迫田さん:
本当に乗らせたくないっていう印象が私はすごくあって。乗ったらもうどんどんどんどん自分たちのムード。「そんなことできるの」っていうぐらいのパフォーマンスをしてくるので、「気分で乗ってきちゃうんじゃない」っていう印象があるんですよ。なので乗らせないように、スタートから自分たちの今しているサーブで攻めて、ブロックとディフェンスの関係をしっかりして、相手が嫌だなって、自分たちから崩せるようにというそういうバレーができたらいい。

佐藤アナ:
なるほど、そうですね。そこには我慢もやっぱり必要になりそうですね。

迫田さん:
はいもうチーム力でガチッといってもらいたいです。

左から佐藤アナ、迫田さん

佐藤アナ:
キーマンを挙げるとするならば日本は誰でしょうか?

迫田さん:
個人的な意見でいいですか?個人的な意見でいうと、宮部藍梨選手に私は期待してるというか、見たいなと思っていて。そんなにめちゃくちゃ目立つわけではないんですけど、ワンプレー、ワンプレーのプレー、ポイントの取り方、手足の長さを生かしたブロックだったり、速いクイックだったり何と言っても、サーブも非常にいいじゃないですか。ポイントポイントで必ず点数を取ってくれる安心感と、あとは宮部選手、いろんな人を見ているので、自分も活躍するのはもちろんですけど、チームのみんながどう活躍できたらいいのか、どういうふうにチームをまわしたらいいのかっていう、しっかり見ながらプレーしている選手なのかなって思うので、ボールを触ってないないところも何か個人的には注目している選手ですね。

佐藤アナ:
はい。僕もあの放送で紹介できなかったんですけど、チームにいてくれると助かる選手になりたいって言ってました。すごくないですか?

迫田さん:
すごいです。やっぱり選手だったら活躍したいとか出てくると思うんですけど、でもこのチームを外から見た中で、自分ってどう言う存在なんだろうとか、この人はどうしたら輝けるんだろうって本当にチームにいなきゃいけない存在ですよね。

佐藤アナ:
もう、そうなってますよね。その言葉通りですよね。いやだから、先発で出てもサブからでも、どんなところでも自分が、みんなをサポートしてっていう言葉だから、すごい言葉だなと思って。

迫田:
本当にそうですよ。コートにいたとしても、いなかったとしても、ちょっと注目したい、期待したい選手です。

佐藤:
ぜひ次も注目してください。