上田市の老朽化したごみ処理施設を統合する計画をめぐって、広域連合が周辺の一部の自治会などと基本協定を結びました。


協定を結んだのは、上田地域広域連合とごみ処理施設周辺の3つの自治会などで作る連絡会です。

広域連合では、老朽化した上田、丸子、東御のごみ処理施設を統合し、上田市常盤城にある現在のし尿処理施設「清浄園」の敷地に新たな施設を建設する計画です。


今回の協定には、安全対策や地域振興などが盛り込まれました。

一方で、一部の自治会は安全性に問題があるなどとして一貫して計画に反対しています。

諏訪部自治会 茅野孝雄会長:「これから40年先までゴミ処理施設を背負っていく(排出された)空気を吸うのは人口の密集した地域ではいけないだろう」


計画では2027年度に着工し、4年後の完成を目指すとしていて、広域連合は、安全性の根拠を示して合意形成を図っていきたいとしています。