山口県弁護士会は6日、最低賃金の大幅な引き上げを山口労働局に求めました。

県弁護士会の浜崎大輔会長が山口労働局を訪ね、最低賃金の引き上げを求める声明書を佐保隆労働基準部長に手渡しました。
今の山口県の最低賃金は1時間979円で、前の年度から51円上がり、引き上げ額は近年最高となりました。

声明では「労働者の安定した生活を確保するためには、最低賃金の大幅な引き上げが必要である」と主張しています。
県弁護士会 浜崎大輔会長
「山口県の労働者の置かれている事情について審議会で審議、判断をしてほしい」
賃金が高い地域に労働者が出ていけば将来の山口県の経済停滞につながるとも主張しました。山口労働局は「7月に行われる最低賃金審議会でお伝えしたい」とコメントしています。