世界自然遺産に登録されている「屋久島」の『屋久杉』を使った神棚や日用品の展示販売会が、青森市の宝飾店ではじまりました。

細かい年輪と重厚な木目、そして無垢な色合いが『神棚』の神々しさを際立たせます。

青森市の宝飾店「金正堂本店」では、2025年に創業80周年を迎えるのを記念して、『屋久杉』を使った製品の展示販売会がはじまりました。

『屋久杉』は樹齢1000年以上のスギで伐採が禁じられていますが、繊維が細かく樹脂を多く含んでいるため、風で倒れるなどしても土に埋もれたまま数百年とも言われる長い期間、保存されています。

その土に埋もれた木を、約7年かけて乾燥させ、熟練の職人が『神棚』のほか、『タンブラー』や『筆記用具』などの日用品として命を吹き込んだということです。

金正堂本店 草木卓哉 社長
「模様が『虎の目』と言われるのが希少価値が高くなる。そういったものの仕上げ、一点一点が一品ものになるので、違いを感じながら、お好みの一点があれば」

屋久杉製品の展示販売会は、6月9日(月)まで開かれています。