福島第一原発2号機の燃料取り出しに向けて、東京電力が作業の動画を公開しました。

東京電力は5月30日、福島第一原発2号機にある使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けて、燃料を取り出すための機械を、構台と呼ばれる土台の上のレールに設置し、5日、その動画を公開しました。

今年度中に試運転や使用前検査を含めた設備の設置作業を完了する計画です。

2号機の使用済み燃料プールには、587体の使用済み燃料と28体の新燃料、あわせて615体の燃料が保管されていて、2026年度までに取り出しを始める予定です。東京電力は1号機から5号機までのすべての燃料を31年までに取り出す計画です。