シンガポール国立大の学生が青森県むつ市に短期留学し、特産品の海外への販路開拓へのプラン作りなどに取り組むプロジェクト“AGAP”。
3年目となる2025年からは、アメリカの大学も参加することになり、6日、むつ市と大学との間で協定が結ばれました。
むつ市では、2年前からシンガポール国立大の学生を短期留学で受け入れ、学生たちの交流などを通して、市の特産品の販路拡大や海外プロモーションの戦略を目指しています。
「Aomori Global Advance Project」通称“AGAP”3年目の今回、アメリカのカリフォルニア州立大学イーストベイ校の参加も決まり、6日の締結式には、バルビンダー・クマー副学長補佐がオンラインで出席し、むつ市の山本知也 市長が協定署にサインしました。
2024年10月に山本市長がアメリカを訪問したさいに、大学の関係者にプロジェクトについて説明し、協力に前向きな回答を得ていました。
カリフォルニア州立大学イーストベイ校 長澤友里さん
「地元の学生と海外からの学生との交流っていうのは、今後の人生に影響する大事な経験をさせていただけると思うので、本当に素晴らしいプロジェクトだなと思って、手助けをさせていただくことができればうれしく思います」
市によりますと、大学側からは2024年中に参加の意向が示されていたということです。
むつ市 山本知也 市長
「AGAPは3年目を迎えて、シンガポール国立大学の学生を受け入れられるプラットフォームがが出来上がっていますので、すでにそういった取り組みが、ある程度走っているということが、今回のスピードを持った締結につながったのかなと理解しております」
“AGAP”は6月9日~26日までの期間で行われ、カリフォルニア州立大学イーストベイ校の3人を含む18人の学生が参加します。