三重県伊勢市で導入が検討されていた「宿泊税」が見送りとなりました。
ホテルや旅館の宿泊客から徴収する「宿泊税」。この地方では愛知県常滑市がすでに導入しているほか、岐阜県高山市でもことし10月から導入予定です。


三重県伊勢市も来年4月の導入を目指して調整を重ねていて、素案では宿泊者1人あたり200円の徴収を想定し、年間で1億6700万円余りの税収を見込んでいました。
一方で複数の事業者から事務作業の負担が大きいことや、修学旅行やビジネスでの利用など、目的が異なるため一律での課税は不公平などの声があがっていて、伊勢市の鈴木健一市長は説明が不十分だったとして、目指していた6月議会への条例案の提出を見送ることを明らかにしました。
一方で、今後も事業者には宿泊税の必要性について理解を求めていくとしています。
