天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは2日間の沖縄県訪問を終え、帰京されました。
両陛下と愛子さまは、きょう午後8時半すぎ、特別機で羽田空港に到着されました。沖縄の夏の正装とされる「かりゆし」に身を包み飛行機を降りると、出迎えた関係者一人ひとりと挨拶をしたあと、皇居に戻られました。
今回の沖縄県訪問は戦後80年にあたって戦没者を慰霊するためのもので、きのうは「国立沖縄戦没者墓苑」で供花したほか、「平和祈念資料館」では戦争体験者と懇談されました。
懇談した遺族の中には、「沖縄の戦争のようなことが二度と起こらないように」と涙ながらに訴える高齢の女性もいて、皇后さまが手をとられる場面もありました。
また、愛子さまは沖縄戦の悲惨な経験を記録した証言集を読み、「なんと壮絶な…戦場ではこのような痛ましい状況が起こるのですね」と話されていたということです。
そしてきょう、ご一家は疎開船「対馬丸」がアメリカ軍の攻撃により沈没し、学童784人を含む1484人が犠牲になった悲劇を伝承する「対馬丸記念館」を訪問されました。
この記念館には、学童らと同世代だった上皇ご夫妻も過去に訪問されていて、今回初めて訪れたご一家は「対馬丸」の生存者・高良政勝さん(85)と懇談されました。
両陛下は「みなさんが経験された想像を絶するような苦難の一端に触れ、深く心が痛むとともに、戦争の悲惨さや平和の大切さについて思いを新たにいたしました」と気持ちを明かされました。
また、愛子さまにとっては今回が初めての沖縄県訪問でした。両陛下は愛子さまについて、「苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史を深く心に刻んでいました」と明かされました。
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