ようやく鹿児島でも買えそうです。政府が随意契約で放出した備蓄米が、今月12日に、鹿児島の一部の精米業者に届けられることが分かりました。早ければ来週13日金曜にも県内の店頭に並ぶ見込みです。

(記者)「政府が今回放出した備蓄米。ようやく鹿児島の地域のスーパーでも買える日が見えてきました」

南さつま市と日置市に店舗があるスーパー・タイヘイです。県内の3つのスーパーと一緒に備蓄米あわせて10トンの随意契約を申し込んでいましたが、5日午前、「今月12日に精米業者に備蓄米が届く」と連絡が来たといいます。

タイヘイが運営する南さつま市加世田のスーパー「Pico」は、入荷の見通しが立ったことに安どしていました。

(Pico 後野隆公店長)「やっと入ってくる。安どの気持ち。地方だから来ないのかなと思っていた」

Picoでも米の在庫不足が続き、一部のブランド米は5キロで5500円を超えています。客から備蓄米の入荷について、問い合わせも多かったといいます。

(Pico 後野隆公店長)「(備蓄米は)まだ?という問い合わせも多かった。申し訳ないという気持ちだった」

備蓄米は、来週12日に県内の精米業者に届けられ、翌13日か14日には店頭に並ぶ見通しです。

(客)
「そろそろ(米を)買おうと思っていたけど待ってみようか。この辺は(備蓄米を買うのは)無理かなと思っていた」

「元のようにはならないと思うが、急に高くなるというのだけは(困る)。せめて2倍でなく1.5倍くらいには抑えてほしい」

価格は5キロ2000円程度を検討しています。

(Pico 後野隆公店長)「精米、袋詰め、運送についてしっかりと今後1週間で決めて、1日でも早い販売を目指す」

なお、今回、タイヘイと一緒に備蓄米を申し込んだ奄美市のグリーンストア、喜界町のショッピングセンターふくり屋久島のヤクデンでも、準備が整い次第販売が始まる予定です。