日焼け止めにある「SPF」と「PA」の意味知ってる?
加賀谷悠羽キャスター
「こちらの薬局では夏本番に向けて、日焼け止めが大きく展開されています」

富山市内のドラッグストアにも、日焼け止めやアームカバーといった紫外線対策グッズが店頭に並んでいます。
5月から買い求める人も増えていて、ことしは使い切りやすく、環境にもやさしいパウチタイプの日焼け止めが人気を集めているといいます。

一方で、日焼け止めにある「SPF」と「PA」という表記の意味をわからず選んでいるという人も意外と多いかもしれません。
たぐちクリニック 田口梨江医師
「PAとSPFというのは、ざっくり言うと、日焼けの止めの強さを示す基準になりますね。PAが+の数が多いほど『UV-A』を予防する強さになります。目に見えない真皮層という深いところのコラーゲンの層が破壊されて、シワ、たるみが出てくるのが『UV-A』ですね」

日焼け止めの表記にある「PA」とはシワ・たるみの原因となる紫外線「UV-A」の防止効果のことで、「+」が多いほどその効果は強くなります。
一方、「SPF」は肌が黒くなったり、シミの原因になる「UV-B」の防止効果を指します。SPF1あたり約20分の効果があり、SPF50であれば17時間弱、効果が続くことになります。

たぐちクリニック 田口梨江医師
「シミはUV-B、シワ・たるみはUV-Aというイメージですね。なので、UV-AもUV-Bも、両方をブロックした方がいいというふうに言われています」