農薬などを減らした有機農業の拡大につなげようと米どころ宮城県大崎市で、4日に水田の雑草対策として開発が進められているアイガモロボの講習会が開かれました。

宮城県大崎市松山の水田で行われた講習会には、県の担当者や地元の農家ら20人あまりが参加しました。

講習会では、最新型のアイガモロボの実演が公開されました。

アイガモロボは、大崎市と連携協定を結んでいる東京のベンチャー企業が開発・製造しました。

ソーラー式の自動運転で水田の泥をかき上げながら進むことで、水が濁り、日光が遮断されて、雑草の成長を抑える効果があります。

農家:
「面積拡大のなかの一つの手法としてスマート農業の農機は必要かと思う」

大崎市 安部祐輝・世界農業遺産推進監:
「新型アイガモロボの有効性がわかったので多くの農家に使ってもらい、有機農業を普及させていきたい」

アイガモロボは、除草作業の省力化や農薬の使用量の削減につながると期待されています。参加者は、従来のタイプよりも2倍のスピードで動き、大幅に小型化、軽量化されたアイガモロボの動きを興味深そうに見学していました。