例年より大雨になるおそれも?

ことし6月から8月にかけての気圧配置の特徴を示した資料によると、フィリピン沖の海面水温が平年より高く、対流活動が活発化するため、積乱雲の発生が多くなる見込みです。この積乱雲の塊が、台風にまで発達する可能性も十分にあり得ます。
また、日本付近は、南からの湿った空気が流れ込みやすくなる見込みです。台風の直接的な影響も心配ですが、梅雨前線や秋雨前線が日本付近にかかる時季には、台風から暖かく湿った空気が流れ込み、前線を刺激し、大雨になるおそれもあります。
雨の季節に向けて、早めの備えをしておくことが大事です。
【気象予報士・桜沢信司】