青森県の少子化に歯止めがかかっていません。1人の女性が生涯に産む子どもの数をあらわす指標「合計特殊出生率」は、青森県は2024年に初めて1.2を下回り、過去最低の1.14となりました。
厚生労働省が4日に発表した人口動態統計によりますと、県内で2024年に生まれた赤ちゃんは5099人で、前の年より597人減りました。統計をとり始めた1899年以降、最も少なくなりました。
これにより、「合計特殊出生率」は1.14で、初めて1.2を下回り、過去最低となりました。減少は6年連続で、全国で11番目に低くなりました。
少子化に歯止めがかかっていない現状に、宮下知事は次のように述べました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「人口減少は国家有事。このままいくと、青森県がなくなります。そうした環境にならないように、私たちは挑戦を続け、挑戦に賛同していただける多くの県民と一緒に目標達成に向けて取り組んでいきたい」
宮下知事は人口減少を県政の最重要課題にすえていて、独自の子育て支援策、青森モデルの推進や所得の向上などに力を入れています。