ひと月で数百万円から数千万円の時もあったという“架空計上”について営業担当だった元社員は、広告会社やスポンサーへの接待などに使っていたと話していたということです。

― NSTとしての営業活動のための接待とは認識していない?

【NST新潟総合テレビ 酒井昌彦 社長】
「弊社の売り上げのための営業活動をしたのかという点は認識できません。全くそれが…、会社としては指示をしていないとご理解いただければ」

NST新潟総合テレビの酒井昌彦社長は、チェック体制が甘かったと認めたうえで…

「管理の部分も含め、ガバナンスが利いていなかったなと」
「非常に一生懸命な営業マンであったことは間違いない」

― 一生懸命さが今回の事態を招いた?
「それとはまったく別ですね」

NST新潟総合テレビでは、常勤役員の報酬を3か月間20%減額するとともに、再発防止策を講じ、引き続きガバナンスの強化とコンプライアンスの徹底に務めるとしています。