2024年の国の人口動態調査が公表され、去年1年間の全国の出生数が「68万6061人」となり、初めて70万人を割り込んで過去最少となりました。高知県内では、出生数が「3108人」で過去最少に、合計特殊出生率が「1.25」で過去最低となったことがわかりました。
高知県によりますと、2024年の県内人口の自然増減数は「8331人の減少」で、過去最大の減少だった2023年の「8058人の減少」よりも、さらに273人減少しました。
出生数は「3108人」で、2023年より272人減少し過去最少に。さらに、1人の女性が生涯で出産する子どもの数を示す合計特殊出生率は「1.25」で、2023年の「1.30」を0.05ポイント下回り、こちらも過去最低となっています。
一方、婚姻件数は2071組で、2023年より86組増加しています。人口1000人あたりでは「3.2」で、2023年の「3.0」を上回っています。
高知県は、元気な未来創造戦略で婚姻数や出生数の増加に向けて取り組んでいて、今回の発表に「大変厳しい」としながらも、市町村や民間事業者、大学などと連携を強化し、取り組みを進めていくとしています。
全国では、出生数が「68万6061人」となり、初めて70万人を割り込んで過去最少となりました(2023年:72万7228人)。合計特殊出生率は「1.15」で、こちらも過去最低を更新しています。