伊勢神宮の遷宮に使うための木材を送り出す「御神木祭」で、伐採されたヒノキを曳いて歩く「お木曳き(おきひき)」が上松町で4日始まりました。

4日午前10時半、化粧掛けされた御神木が台車に載せられ、上松町の中心部に向けて出発しました。

事前に応募した参加者が揃いの法被を着て、木遣り唄の「よいしょ」の掛け声に合わせおよそ1.5トン余りある御神木を曳き歩きます。

御神木は、2033年に行われる三重県の伊勢神宮の遷宮の際、ご神体を納める器「御樋代(みひしろ)」として使われるもので3日、町内の赤沢国有林で伐採されました。

4日はこのあと、住民や観光客などが交代で台車を曳き、にぎやかにJR上松駅前まで運ばれます。