備蓄米の状況は
3月に放出された備蓄米の状況はどうなっているのか?

入札にかけられた21万トンのうち9割以上を落札したのがJA全農です。
5月末時点で、卸業者に出荷されたのが62%。
店頭に並んでいるのは、まだこれより少ない割合になります。
カギは精米能力
流通が滞っている原因が精米能力が追い付いていないこと。
通常の精米に加えて、競争入札による備蓄米が精米所に加わりました。
近年、米の生産量が減らされてきたのに合わせて精米する能力も落ちていたところに大量の精米依頼が飛び込んできて、精米が追い付かないので流通に時間がかかっているということです。
さらに随意契約による22万トンの精米が入りここが今、そしてこれからの備蓄米の流通の大きな課題になっています。
政府はコメの安定供給に関する関係閣僚会議を5日に立ち上げ、価格高騰の要因や政府備蓄米の流通が遅れた原因などを検証することにしています。