子どもたちの屋外での活動で、特に心配されるのが落雷など天気の急変に伴う事故です。こうした事故を未然に防ぐため、岡山市中区の小学校では独自の判断基準を設けています。作成したのは、ある資格を持つ教員です。

(竹内大樹キャスター)
「職員室の中には、雷の現在の発生状況やその予測を示すモニターが。教職員はこれを見て屋外での活動が可能かどうかを判断します」

岡山市中区の富山小学校です。屋外での活動を中止するかどうかの基準を作ったのは奥山副校長。その副校長が持っているある資格とは・・・
(富山小学校 奥山進副校長)
「気象予報士です」

高校時代は天文部に所属。もともと気象に興味があったことから、教員として働きながら資格を取得しました。そんな奥山副校長が、基準を作成したのにはある理由が・・・
(富山小学校 奥山進副校長)
「奈良県で部活動中に生徒さんが雷に遭われて事故があったということがきっかけになっています」